こんにちは、はれママです。
現在、東京都世田谷区で2025年度4月保育園入園にむけて保活に奮闘中です。
本日も2園の保育園見学をしてきました🤗
WEB検索すれば保活ブログや保活記事ってたくさん出てくるけど、保活が終わった方の経験談や業者さんが書いた記事が多いなと感じています。私自身、実際に保活を進める中でもっと生の声を聞きたいと思っているので、ブログに綴ることにしました。
このブログの保活シリーズ記事では、リアルタイムでわたしの保活事情をシェアしています。同じ時期に保活を頑張っているママ&パパたちに役立てば嬉しいです。
今回の記事では世田谷区の保活にとって最大のポイントである「指数の攻略」について考えてみたいと思います。
我が家の指数は何点?まずは自分たちの指数を知ろう。
指数は「利用基準」と「調整基準」で構成されている
各ご家庭の指数については、世田谷区が発行している「保育のごあんない(令和6年9月発行)」に基づいて算出いただければと思いますが、まずは基本的な指数の構成について見ておきましょう。
「利用基準」とは、それぞれの家庭状況によって、どれくらい保育園に預ける必要性があるのかを点数化したものです。
例えば、はれママFamilyと同じ『フルタイム共働き』世帯の場合、利用基準指数は
父親(50)+母親(50)=(100)となります。
つぎに「調整基準」とは、前述した「利用基準」以外で家庭の状況を点数化したものを指します。
世田谷区の場合、兄弟姉妹が保育園を利用していたり、認可外保育施設等をすでに利用している等によって加点されます。
はれママFamilyは育休明け予定で「+5」の加点となり、
利用基準(100)+調整基準(+5)=合計指数(105)です。
ちなみに、「育休明け」加点については「世帯単位」のため、ママパパ共に育休を取得した場合でも「+5」となります。
出典:世田谷区|「保育のごあんない」の発行について
2024年10月選考分から「調整基準」が一部改訂されたの知ってた?
余談にはなりますが、指数の「調整基準」について変更点があったことをご存知ですか?
調整基準の変更点は以下の通り。2024年10月選考分から変更後の内容が反映されているようです。
例えば、②は同居親族に保育をサポートしてもらえる世帯は「ー6」だったのが廃止になりました。
廃止の理由は、“住所地が異なる近隣に在住する祖父母等は対象とならず、同居のみを限定していること、また、同居親族が必ずしも子の養育の負担軽減にならない状況もあることから、同居であ
ることで減点することは適切でないため、本調整基準を廃止する。”とのこと。
これが理由なのであれば、「近隣に祖父母在住」と「祖父母同居」でそれぞれ減点すれば良いのでは?なんて思ってしまいますが、「近隣」を定義するのが困難であることも理解できます。
はれママの実家は遠方でサポートは得られる状況にありません。同じ境遇のママパパ、ともに頑張りましょうね🥹
出典:世田谷区|認可保育園等の入園に関する利用・調整基準等の見直し
及び入園申込みスケジュールの変更について
希望園の内定を獲得するためには指数がすべて
前回の記事と同じ内容にはなりますが、世田谷区では選考指数の高い方から希望園に内定します。
保育園ごとに選考が行われると思っている方もいるのではないでしょうか?わたしも保活前はそう思っていたのですが、そうではないようです。
選考は、まず選考指数が高い方が順番に並べられて、前の方から一人ずつ保育園希望順に沿って内定が出る仕組みです。ですので、「ここの保育園は人気そうだから第10希望にしておこう」など複雑に考える必要はなく、シンプルに入園したい順に希望園を書けば良いです。
ただし、ボーダーライン105点以下の世帯の場合、第10希望すべてを人気園にしてしまうと、自分に選考順がまわってきたときに10園すべて満席状態の可能性もあるため、そこは考えて希望順を書く必要があると思います。
ボーダーラインは105点。自分たちはどの辺にいる?
105点と106点の間には大きな壁
戦略的保活を実践するには、自分たちの立ち位置を知ることは非常に重要ですよね。
昨年2024年度4月入園の世田谷区エリア別の指数分布は下表の通り。
どのエリアでも「107点以上」が30〜40%、「105点」が30〜40%とマジョリティとなっています。
この指数分布から分かるように、兄弟姉妹が在園中など大きな加点がある世帯はかなりの確率で希望園の内定が獲得できそうです。
フルタイム共働き指数「105」世帯にとって、あと1点加点を獲得して指数「106」にできるか否かが、保育園希望園の内定を獲得する上での勝負の分かれ目ですよね🤣
出典:世田谷区|4月入園児童の指数の分布
105点の中でも立ち位置が推定できる
指数のボーダーラインが105点とわかったところで、上表を見ても分かるように105点の世帯が占める割合が多く、105点の中ではどうやって世帯ごとの並び順が決まるのかも気になりますよね。
同一指数になった場合は、「同一指数世帯の優先順位」に従って並ぶことになります。
第一段階は「年齢上限がある区内の保育所等の最終年齢クラスを卒園し、引き続き区内の保育所等の利用を申込む」世帯。
第二段階は「保育の利用基準指数の高い」世帯。フルタイム共働きだと、どの世帯も指数100なのでここでは差がつきません。
第三段階は「階層低位」順。「階層」は世帯収入※に応じて区分されるもので、保育料もこの階層で決まります。この階層も同じ世帯の場合は、世帯収入※が低い方が優先されます。納税額が1円単位で同じ世帯はなかなかないと思うので、ほぼこの段階で並び順が決まると言えるでしょう。
※世帯年収と記載しましたが、厳密には「所得割課税額(世帯の合計金額)」低位順です。「所得割課税額」とは、住民税のうちの60%にあたるものです(残り40%は都民税)。
この第三段階の階層について、「自分たちはどの辺に並べそうか」を推定できるグラフが以下となります。こちらは世田谷区が公表している2024年4月時点の保育料階層の分布です。
世帯D5-D7階層に分布する利用者が最も多く、ついでD21-D23階層に分布する利用者が多くなっています。
最も多いD7階層の世帯は、世帯合計所得割課税額が年間16.2万円以上20.2万円未満の世帯で、共働きの場合、世帯合計の年間収入が約700万円と推測されるようです。世帯合計の年間収入が約1,000万円を超えてくるとD20階層以上に位置するようです。
所得割課税額は、「住民税決定通知書」で確認できます。 住民税決定通知書は毎年5~6月頃に、会社員であれば勤務先から渡され、自営業であれば自治体から同通知書が届きます。
出典:世田谷区|認可保育所利用者の保育料階層の分布
加点をGETして106点以上を目指すには
兄弟姉妹ポイントがないフルタイム共働き指数105点世帯が「+1」の加点を獲得するには、【調整基準12】の認可外施設に子供を預けている状態にしておくことが一般的かと思います。
この場合でも、下記の条件を満たす必要があるので注意が必要です。
✔︎認可保育園の入園申込みまでに
✔︎認可外施設などに子供預けていて
✔︎預けている時間は月96時間以上で
✔︎申込締切日時点で産休または育児休業から復職している
預ける時間が96時間未満だと、加点は「+5」となります。
【調整基準4】は「育休明け予定」であれば自動的に「+5」点が加算されるのですが、【調整基準4】と【調整基準12】は重複で加点されないため、認可外施設に96時間未満で預けても加点にはならないのです。
今からだと、来月10月から月96時間以上預かってくれる認可外施設に入園して、11月の認可保育園申し込み〆切日までに復職できれば、この加点を狙うことが可能かと思います。
出典:世田谷区|「保育のごあんない」の発行について
ボーダーライン105点の中で高順位を目指すには
前述した通り、「同一指数世帯の優先順位」の中でポイントとなるのが「階層」でした。
105点グループの中で少しでも前に並ぶためにできることは、この「階層」を少しでも低くすることです。
階層は住民税によって決まる、住民税は前年度の所得によって決まるので、所得を抑えることで階層を低くすることができます。
だからといって収入そのものを減らすのは本末転倒。各種の所得控除をフル活用して、課税所得を低くしましょう。
フルタイム共働き会社員世帯では使える控除は多くないですが、ふるさと納税をフル活用したり、iDeCoをうまく使いましょう。ただ、どう頑張っても会社員だと源泉徴収によって給与から直接税金を納めているため、控除を活用して課税所得を減らすのには限界がありますね。
副業がOKな環境にある方は、個人事業主となって確定申告することで、経費や控除を最大限活用することもオススメです。
この方法は、すでに今年度の住民税が決まっているため2025年度4月入園時には使えませんが、もし落選して保活を継続する場合や、保育園に内定が出てた方も保育料の引き下げにつながるので、ぜひ実践してみてください。
まとめ
✔︎ 指数は「利用基準」と「調整基準」で構成されている。まずは自分たちの指数を把握しよう。
✔︎ ボーダーラインは105点。105点の中でも自分たちがどの辺に並んでいるのかを知ろう。
✔︎ 認可外施設に事前に入園して加点をGET。預ける時間など注意点あり。
✔︎ 同一指数の場合は課税所得を減らすことが重要。控除のフル活用や個人事業主になることも検討しよう。
参考になれば嬉しいです。
今後もはれママの保活進捗をシェアしていきますね。